今日は朝から銀座界隈へ、「長唄」鑑賞会。 仕事の前なので、知り合いの人が出ているところだけを聞きに行ってきた。 さすがに長唄の会ともなると、ラジヲデイズの雰囲気とはかなり違うわけで。 あちこちで妙齢なご婦人達が晴れやかなお着物姿で談笑していらっしゃいます。
長唄を聞くのはこれが2度目だけど、日本の伝統文化というのは、本当に“感情をできるだけ押えた、静の文化”なんだな、と感じる。 長唄にも調子(リズム、ビート)や節(メロディ)があり、歌の内容は恋とか自然、季節を歌うものが多いと言う、でも、感情をぶつけて歌うものではない。 ちょっとずれるけど、生け花とかも「静」の中に「生」(粋も含めて)を感じる、というような。 踊りにしても、フラメンコやタンゴが思いっきり感情を出して踊るものなら、日本舞踊は、静々(しずしず)と淡々と、その感情を内に秘めて踊る、、というように。 お三味線の人も、決して手元を見ないし、客席に向かってニコッと微笑むこともなく、ただ一点を見つめ、ばちをはじく。 なかなかきっと奥が深い世界なんだろう。しかし、まだまだ私には深すぎて、昨日の寝不足がたたってしまい、うっかり眠りに落ちてしまいそうな、心地よい時間でもありました、です
by f2kky
| 2009-10-24 21:22
| 音楽
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